カーネーションと香り
母の日といえば、カーネーション。
今日5月12日(日)はこの美しい花が多くの場所で取り扱われていましたね。
赤やピンク、淡緑や白など様々な種類があり、見ているだけで心が華やぎました。
しかし多くの人がこのカーネーションの香りについての記憶はないのでは?
かく言う私もその1人。
そこで、カーネーションの香りについて調べてみました。
カーネーションに香りはある?
フルーティーな甘さとスパイシーな刺激を兼ね備えているとされています。
この独特の香りは、安息メチル酸系のフローラルな香り(イランイランやベンゾインなどに近い香り)とオイゲノール系のスパイシーな香り(クローブ(丁子)に近い香り)の組み合わせから成り立っているようです。
カーネーションの精油
実際にカーネーションから香りの成分が有機溶剤で抽出され、香水の原料としても使用されているようです。
ですが最近は生産者が減少しているとのこと。
というのも、収油率がわずか0.03%と少なく、生産性が低いからのようです。
では香りは確かに存在し、毎年母の日に購入する花にもかかわらず、なぜ多くの人が知らないのか。
それは開花後に放たれた香りはすぐに薄れてしまうため、生産者さんから花屋さんの店頭に並ぶまでに消えてしまうからだそうです。
とても儚い香りなんですね。
溶剤で抽出されていると初めて知ったので調べてみたところ、「カーネーション精油」が一般に販売されいることを初めて知りました。
ネットでも購入できるんですね。
しかしこれまで、専門のアロマセラピースクールで精油を50種類以上学び、専門書も購入しましたが、カーネーションの名が出てきたことは一度もありません。
希少性ゆえかもしれませんが、安全性や作用などを考慮すると私自身がアロマセラピーとして利用するのはまだ難しいと感じます。
販売されているものを見ても商品により価格がまちまちで、購入すること自体にも課題がありそうです。

お花を買うコツ
さて、大切な人に花をプレゼントする際に大切にしたいのは鮮度です。
イキイキとした長持ちするものを贈りたいですよね。
花の卸売市場は月・水・金に行われるため、これらの日の午後に店頭に並んだ花が最も新鮮です。
しかし母の日は毎年第2日曜日ですから、当日には鮮度が落ちていたり、夕方まで店頭に並でいるもは萎れて元気がない状態になっていることもあります。
より良い状態で花を楽しむためには、信頼できる花屋さんで購入すること。
母の日の直前の金曜日に買い付け、温度や湿度などの保管管理をしっかり行っているお店を選ぶことでベストな状態で贈ることができるでしょう。
ご自身の目利きで、日頃から新鮮なお花が並んでいるお店をチェックしておくのも良いですね。
香りを選ぶ
今年も母にカーネーションを送りましたが、やはり香りは楽しめませんでした。
ですが母にはリラックス効果が期待できる香りをプレゼントしています。

ここ最近寝つきが悪いというので、ネロリやサンダルウッド、ラベンダーなどがブレンドされている「SLEEP&RELAX」と名のスプレーを選びました。
香りを確認してもらうと気に入ってくれたので、就寝直前に寝室内に散布するように伝えました。

(こちらは合成香料はもちろん防腐剤やアルコールは無添加で、オーガニック精油を使用したもの。赤ちゃんもOK)
アロマセラピーで忘れてはならないのは「その香りが好きかどうか」。
期待する目的で選択しても香りが好みでない場合はリラックスできないため、睡眠では特に逆効果になりがち。
ご自身のために選ばれる際には期待されるう作用だけで選ぶのではなく、必ず「嗅覚」で確認し、ご自身の「本能」を信頼して選んでくださいね。

当ホームページでは薬機法に基づく規制に従い、精油やアロマセラピーの医薬品的な効能や効果を謳うことはしていません。
アロマセラピーに関する情報は、リラクゼーションや気分転換のための参考としてご覧ください。
健康に関する問題がある場合は、専門の医師や薬剤師にご相談ください。