ローズマリー
アロマセラピーは心と体の健康をサポートする方法として知られていますが、自己実現や夢を叶えるための利用法としても非常に有効です。
目的や精油の種類によりその方法は様々ですが、ローズマリー精油は学習効果を高めるために役立ち、試験勉強やキャリアアップを目指す女性に強力な味方となり得ます。
ローズマリーはスッと鼻に抜け心地よい刺激を与えてくれる香りが特徴のハーブです。
ガーデニングやお料理にもよく利用されるので、精油の香りを体験したことがない方にとっても身近な存在かもしれません。
ここでは、ローズマリー精油がどのようにして学習効果を高め、あなたの夢をサポートするかについてご紹介します。
古代ギリシャの知恵・文化的な象徴
古代ギリシャでは、学生たちが試験前にローズマリーの小枝を頭に巻き、その香りを吸い込みながら勉強したと言われています。
ローズマリーの香りが記憶を鮮明にし、学習の効率を上げると広く信じられていたことから「勉学の友」とも評されていました。
また、ローズマリーは文学においても記憶や追憶の象徴としても知られています。
シェイクスピアの『ハムレット』にも、「ローズマリー、それは記憶のために」とのセリフが登場し、この植物が記憶と結びついていることが強調されているのです。
ローズマリー精油の力
記憶と集中力のサポート
ローズマリーの香りは、脳の奥深くにある「海馬」に影響し、記憶の糸を紡ぐ手助けをしてくれると言われています。
NCBI(国立生物工学情報センター)公式サイトに掲載されている論文によると、ローズマリーの香りを吸入した人々が、記憶テストで良い成績を収めたことが報告されているのです【1】【2】。
私自身も、リラックスしつつ集中力を引き上げてくれる香りだと感じ利用しています。
※NCBI(国立生物工学情報センター)は米国国立衛生研究所(NIH)の一部門で、公式サイトでバイオメディカルとゲノム情報の提供をしている。
心地良い呼吸へ導く
ローズマリーの精油を吸い込むと、まるで新鮮な空気を感じるかのように呼吸が深くなると感じる人もいます。
多くのアロマセラピーの専門書において、ローズマリー精油に含まれる1.8シネオールが呼吸をサポートしてくれると記載されています。
鼻から吸い込む香りが肺へと流れ込み、酸素を脳へと運ぶ道筋を整える助けとなるかもしれません。
深い呼吸により認知機能を高め、学びの効率を上げる手助けをしてくれる期待ができるでしょう。
鼻呼吸は健康を守る香りの盾
鼻は自然のフィルターとして機能し、外界からの異物を防ぐ役割を果たします。
鼻呼吸でなく口呼吸を行っていると、ウイルスや雑菌が喉から肺に直接入り込むことになります。
また、乾燥している空気を吸い込んだ場合、鼻腔内で湿度を含ませることなく体内に入るため、喉や肺が乾燥にさらされます。
ローズマリーの香りが鼻を通り抜けることで、その心地よさから口呼吸から鼻呼吸への自然と切り替えができる方もいます。
健康であることが、学びや仕事におけるパフォーマンスを高めるための鍵となります。
鼻呼吸の習慣を身につけるためにも活用いただける代表的な精油です。
ローズマリーの使い方(精油・植物)
- ディフューザー: 部屋にローズマリーの香りを広げることで、自然に深呼吸を促し、集中力を引き出します。
- 蒸気吸入: ボウルに熱湯を入れ、ローズマリー精油を数滴垂らします。蒸気を吸い込みながら、心地よい香りに包まれることで、鼻呼吸が楽になることがあります。(熱湯の扱いにはくれぐれもご注意ください。また、目に刺激を与えないよう目を閉じて行ってください)
- 香り袋: ローズマリーの小枝や乾燥した葉を小さな袋に入れ、デスクやバッグに忍ばせておくと、いつでも香りを楽しむことができます。
ローズマリー精油の種類と注意点
ローズマリー精油には複数の種類があります。
「ケモタイプ」と呼ばれる精油であり、同じローズマリーでも生育した環境などで含まれる成分が変化し、それを元に種類が分類され各名称が与えられています。
おすすめの種類は、安全性が高く使いやすいとされる「ローズマリー・シネオール」。
「ローズマリー・カンファー」や「ローズマリー・ベルベノン」は、強い刺激成分「カンファー」を多く含むことから、一般的な精油としておすすめしておりません。
どのタイプも、他の精油に比べ刺激が強い精油であるため、長時間や高濃度の使用はお控えください。
また、妊産婦や乳幼児の方、高血圧症やてんかんをお持ちの方はローズマリー精油の使用はおすすめしておりません。
まとめ
忙しい日々の中で、自分の時間を持つことは難しいかもしれません。
でも、ローズマリー精油の香りが友となり、そんなあなたの背中をそっと押してくれます。
古代の知恵を現代に取り入れて、学びの時間を濃密にし、あなたがなりたい未来への道を照らす光となることでしょう。
香りとともに、夢やキャリアアップを叶える旅に出かけましょう。
当ホームページでは薬機法に基づく規制に従い、精油やアロマセラピーの医薬品的な効能や効果を謳うことはしていません。
アロマセラピーに関する情報は、リラクゼーションや気分転換のための参考としてご覧ください。
健康に関する問題がある場合は、専門の医師や薬剤師にご相談ください。
引用元
【1】https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3736918/
【2】https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3700080/